BVE Enhancer
フリーの鉄道運転シミュレーターである Bve trainsim 用の MOD です…。現在、以下の 3 つの MOD がセットになっています。
GraphicsEnhancer
- アンチエイリアス設定を切り替えられるようにします。
- ミップマップ、異方性フィルタリングを有効にします。(通常の BVE では何故か有効にされていません。)
- 半透明テクスチャの縁部分に対するフィルタリングを改善します。
- 複数のストラクチャなどで使い回されているテクスチャを 1 回だけ読み込むように変更し、ロード時間とメモリ使用量を削減します。
- 透過テクスチャが使われたマテリアルの描画順序を変更することで透過不良を軽減します。
- ポリゴンの縁にテクスチャの反対側の縁が現れるのを抑制します。
- 描画処理を軽量化します。




東京メトロ東西線 © reren(回送) (左から)
- 通常の BVE
- グラフィックドライバの設定から FXAA などを適用した BVE
- 当 MOD を適用し、アンチエイリアスを有効にした BVE
- 設定画面
SurroundSound
- 5.1ch、7.1ch サラウンドに対応します。
- 他列車の音源位置を正確に設定します。
- スイッチ音、走行音などの音源位置を自動的に設定します。
(運転台座標、車体長から推測しているだけなので位置は正確ではありません。)
DirectionalGlow
- 信号機のグロー光の強さを距離ではなく信号機に対する角度で設定します。
(具体的には、max(cos θ, 0)1000 になります。) - 信号機ストラクチャではなく通常のストラクチャとして配置された信号機にもグロー光を表示します。
- グロー光を加算合成で描画します。


大阪環状線 © さかしん (左から)
- 通常の BVE
- 当 MOD を適用した BVE
ダウンロード
BveEnhancer.zip過去のバージョンは GitHub からダウンロードできます。
インストール・起動方法
- BveEnhancer.zip をダウンロードし、解凍します。
- 含まれている injector.exe、profiler.dll、*.bed、*.dll を BveTs.exe がインストールされたフォルダにコピーします。
(通常は C:\Program Files (x86)\mackoy\BveTs5 です。) - injector.exe を起動します。
更新履歴
- GraphicsEnhancer でスクリーン解像度以外の解像度でアンチエイリアスを有効にしてフルスクリーンにした際にフルスクリーンにならない問題を修正
- GraphicsEnhancer で描画処理を軽量化
- v1.6 (2018/12/10)
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- GraphicsEnhancer で PutBetween された複数マテリアルを持つモデルの描画が乱れる問題を修正
- v1.5 (2018/12/09)
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- SurroundSound を浮動小数点数 wav フォーマットに対応
- SurroundSound で不正な wav ファイルを読み込めない不具合を修正
- v1.4 (2018/12/09)
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- GraphicsEnhancer で一部のストラクチャの読み込みでクラッシュする不具合を修正
- GraphicsEnhancer で透過処理の改善がうまくいっていなかったのを修正
- GraphicsEnhancer で PutBetween された大きなモデルの描画パフォーマンスを改善
- v1.3 (2018/12/06)
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- GraphicsEnhancer で透過テクスチャを持つマテリアルの描画順序を変更することで透過問題を改善
- GraphicsEnhancer で透過のある DXT1 テクスチャのフィルタリングを改善
- GraphicsEnhancer で透透過ポリゴンの縁に黒縁が現れるのを抑制
- GraphicsEnhancer でアンチエイリアスを有効にした場合に UI の線がぼやける問題を修正
- v1.2 (2018/11/25)
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- GraphicsEnhancer で複数のストラクチャやパネルで使い回されているテクスチャを 1 回だけ読み込むように変更し、ロード時間と消費メモリを削減
- GraphicsEnhancer でフィルタリングを A8R8G8B8 以外(DTX5 など)のフォーマットにも適用
- GraphicsEnhancer で透明部分を隣接する不透明部分の色で塗りつぶすフィルタを追加
- DirectionalGlow で半透明マテリアルのあるストラクチャやグロー光が消失する不具合を修正
- v1.1 (2018/11/19)
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- injector.exe を起動した際に余計なコンソールウィンドウが出現しないように変更
- DirectedGlow のバグっぽいコードを変更(未確認)
- v1.0 (2018/11/18)
- 公開
- シナリオのロード中に応答なしになる
- 裏では引き続きロードが行われています。しばらくするとロードが終了し、プレイできるようになります。
- 何も実行されない
- injector.exe を互換モードで実行してみてください。
- 「Warning: … does not support your version ….」というダイアログが表示される
- 当 MOD は BVE 5.7.6224.40815 にのみ対応しています。それ以外のバージョンでは動作しません。
- 「ファイルまたはアセンブリ '…'、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした。操作はサポートされません。(HRESULT からの例外:0x80131515)」というダイアログが表示される
- エクスプローラから該当する DLL のプロパティを開き、全般、セキュリティの項にある「許可する(K)」というチェックボックスにチェックをしてみてください。
- 何も変わらない
- BveTs.exe やそのショートカットではなく、injector.exe を起動してください。
- 音源の位置がおかしい気がする
- サウンドの設定、スピーカの構成が正しいか確認してください。また、スピーカがステレオの場合は SurroundSound を無効化することも検討してください。
- 特定の MOD だけ有効にしたい
- .bed ファイルの拡張子を .bed.bak など、.bed 以外にするとその MOD は読み込まれません。
- BveTs.exe 以外の名前の実行ファイルを起動したい
- injector.exe のコマンドライン引数として実行ファイルのフルパスを指定してください。
よくありそうな質問・問題
ソースコード
ソースコードは GitHub で共有しています。興味のある方はどうぞ。https://github.com/Ryosuke839/bveenhancer